フジテレビの昼ドラ「Xmasの奇蹟」を2、3度見た。はじまってからまだ間もないようだった。同じ日に別々の事故にあった2人が病院に運ばれる。青年は片方の男性の心(魂)に入れ替わって身体は助かる。また片方の男性は魂は生きたままだけど体は亡くなってしまい、別の青年の身体で生き残っているものの、言い出せずに苦悩しながなら過ごしていく。
映画では男女の入れ替わりなら1982年「転校生」親子入れ替わりなら1999年「秘密」などがある。「転校生」は2007年にリメイクしているらしいけど観ていないからわからないが、テレビでドラマ化した月曜ドラマランドの「転校生!オレがあいつでアイツがおれで」石野陽子が出ていたのではじめて観た。懐かしいなぁ~
「転校生」はドタバタ系で楽しい部分も多い、これらは入れ替えだけど魂だけが残り体は亡くなってしまうというものではなかった。そこで思い出したのが、「ノーサイド」という里見桂・谷口いくよ著の漫画。Xmasの奇蹟に似ていて、高校男子2人が同時に事故に合い病人に運ばれて、1人は脳が死に1人は体がもうダメな状態で、体が無事な方に脳移植をして片方が助かるという経緯で始まる。違うところは、なんらかの力が働いて入れ替わるわけではないけど片方が助かるという意味では一緒。心が生き残った事は本当に幸せなのだろうか…そのまま元の家族として戻れればいいけれど、ノーサイドもXmasの奇蹟も自分と違う人格として生きなければならないという苦悩がある。「秘密」も切なさが残る。ノーサイドという漫画は偶然読んだものだけど好きなストーリーのひとつ。